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KENWOOD CORE-A55の話 [オーディオネタ]

 いつもチェックしているサイト等で秋のヘッドホン祭の記事を見ていると、いるわいるわあちらこちらに自分の姿が(笑)

 某所では横顔でアップで写っているわ。
 某所では画像のど真ん中でカタログを見ているわ。
 ちなみにカタログを見ていたのは本当に少しの時間。
 何を見ていたかって、そのカタログの表紙がATH-DWL5000だったので、この製品の現時点での扱われ方が気になっただけのこと。
 まさかそこを撮られて掲載されるとは。
 製品に触れているよりもずっと恥ずかしいんだが・・・。


 そして某所の記事では自らのヘッドフォンにWillberg氏のサインを入れてもらうユーザーなんて記述も・・・。
 
 本当にこのイベントはネタに事欠かなかったようだ。


 さて本題。
 KENWOODの方と話をして、うちのブログで記事にさせてもらっていると書いた手前、前のあんな記事ではさすがにまずいと思うので、もうちょっとまじめに製品について書いていこうと思う。
 
 とりあえずうちではこう設置することにした。
DSCN0699.jpg

 SA-15S1の上にATH-DWL5000のプロセッサー部と並べて設置することにした。
 横幅はこの2つを置いてちょうどいい感じだ。
 アルミの質感でいったら、十分SA-15S1とも並べておける気がする。
 そう、画像では伝わりにくいだろうが、このアルミの質感は価格の割りにかなりいいのではないだろうか?
 これの上に置いてあるレーマンのヘッドホンアンプの方が、外観の質では安っぽい(笑)


 ところでこれでいいのかと思ってしまうことがある。


 CORE-A55の周囲にはこれよりずっと高い機器が鎮座している。
 それなのに最近電源がついているはCORE-A55ばかり。


 これは買ったばかりだからというのもあるのだろうが、かなり便利なせいだろう。
 これまで家に帰ってすぐにオーディオ機器の電源をつけることはあまりなかった。
 ふと思い出したように音楽が聴きたくなって電源を入れていたことは多かったが、CORE-A55を買ってからはとりあえずこれの電源をONにしてしまう習慣がついてきた。

 そしてとりあえずSDカードに入っている曲を適当にかけて、それをBGMにしている。
 うちにはiPod&SoundDockの組み合わせはあったが、それともあまり変わらない手軽さだ。


 
 結局、僕は便利・使い勝手がいいというのものに弱いようだ。

 苦労してこそ趣味という価値観も分からないでもないが。


 
 
 この記事では、使い勝手について具体的に触れておこう。
 
 まず背面の画像から。

DSCN0684.jpg


 この製品の売りである多様な接続性は、この背面が全てを語っている気がする。

 
 画像中央部から右へ紹介。
・PCでUSBスピーカーとして認識させるためのPC-IN端子
 DAC付きのアンプでは定番となっている機能のようだがしっかりとついている。
 なおはっきりとは未確認だが、MIDIはソフトウェアでも非対応のようだ。
 MIDIの音が全く出ないし、設定画面も見つからない。


・KENWOODのポータブルプレーヤーや同社のiPod用Dock PAD-iP7と接続し、CORE-A55もしくは付属のリモコンで操作できるようにするD.AUDIO端子
 HD60GD9ECとiPod touchを持っている僕としては、欠かせない端子だ。
 それ以外のプレーヤーも設定でこの端子のコントロール機能をオフにすれば、ステレオミニのケーブルで接続できる。

 
・外部音声を入力できるAUX端子
 こちらの端子は据え置きの機器との接続を想定しているようだ。
 取説では特に明記されていないが2つの端子では感度が違い、実際にHD60GD9ECをステレオミニケーブルで接続して同一設定で音量差を調べたところ、こちらの端子の方が音量が小さくなった。
 それにしても、取説で接続を想定しているものが「ビデオデッキなど」って・・・(^^;
 せめてDVDレコーダーにでもするのが現実的かと。


・USBメモリ等を接続できるUSB端子 
 USBメモリ等のオーディオファイルを読み込んで再生させることができる。
 対応フォーマットはMP3、WMA、AAC。
 細かいサンプリング周波数等については、ごく一般的な対応だと思うので省略。
 AACは拡張子がm4aのものが対応。
 つまりはiTunesで作った曲ということだ。
 ただしロスレスのものは非対応。
 
 また残念ながらWAVには対応していない。
 
 余談だが、同社のHD60GD9でもWAVは対応しているもののAppleロスレスは非対応。
 同社のHDV-990でもWAV&Appleロスレスは非対応。
 
 どうやら所有しているものはどれも似たようなチップを積んでいそうだ(笑)
 

 なお、この端子は確かにUSBメモリを接続できる。
 だがこれは安易にUSBメモリを挿しておくよりも、USBから給電させるのに使ったほうがいいというのが個人的意見だ。

 なお標準ではUSBモード時のみ給電することになっているが、設定で電源ON時は常時給電させることが可能。

 だからUSB-よくある5Vの端子なケーブルを使って、HD60GD9ECもしくはPAD-iP7と接続すれば、これらの為に別に電源を確保しなくてもいい。
 
 USBメモリを挿すくらいなら、本体内に収まってすっきりなSDカードを使う方がいいだろう。
 安かったとはいえ、これ用に16GBのUSBメモリを買ってしまったのは失敗だったか(^^;


・最後に残るは光デジタルの入力のD-IN端子。
 表示をよく見ると、非常に潔いではないか。
 (PCM)とあるように、PCM音源のみをサポート。
 ドルビーデジタル?DTS?そんなのはプレーヤーに任せるか、間にATH-DWL5000のプロセッサーを挟んで下さい。
 余計な負荷をかけていじめないで下さい(^^;


・また、前面にはSDカードスロットがある
 これはUSB端子と同様の扱いだが、USBメモリは前述の給電の関係と背後の接続を切り替えるのが手間となるので、こちらをメインで使うといいだろう。
 16GBが4000円未満で手に入るご時勢なので、これ用に1つ用意しておいてもいいのではないだろうか。

 

 何度か書いた気もするが、スピーカー端子がバネ式なのは非常に惜しい。
 設定でスピーカーの設定を、一般的なスピーカー、付属のスピーカー、小型ブックシェルフスピーカーの3つに変えることができるが、でかいスピーカーをこのバネ式の穴の系に入れる太さのケーブルでつなぐというのはさすがにありえないだろう。
 そもそもそんなスピーカーとこれをつなぐかどうかは別にして。
 僕のスピーカーも小型ブックシェルフスピーカーに該当すると思うが、これでさえ普段使っているケーブルが太いだけに、細さと見た目の奇抜さで選んだ赤とオレンジのケーブルではちょっと寂しく感じているのは確かだ。

 アナログ部分はステレオミニでかろうじて我慢できたとしても、この点はもったいない。


 しかしこれらのさまざまなソースを扱えるこれだけコンパクトな製品はあまりない気がする。
 僕にとってはこんなの待ってました!的製品だが、そうでない方も「とりあえず買っておけば、何かしらの用途はありそう」という大雑把な買い方をしてしまっても、意外と重宝するものではないだろうか。
 
 スピーカーのついたCORE-A55もそうだが、そのうち出るらしいスピーカーレスモデル KAF-A55の発売により、Prodinoシリーズが今後盛り上がっていくことを期待しよう。
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Riever

・・・ahtohさんを特定しました(爆)
ど真ん中のカタログの写真は全体を写しつつ間違いなく狙って撮っているような気がします(笑)

それはそうと、CORE-A55、OpticalがPCMのみなのは構わないにしてもやはりスピーカー端子が残念なところですね。
まともなスピーカーをドライブできるかという点は置いておいても、見た目は大事だと思います(^^;;
by Riever (2008-11-18 10:55) 

ahtoh

>>Rieverさん
nice!ありがとうございます。
まあ、ここまで書いてしまってはバレバレですよね。
ど真ん中のは、これだけ濃い人たちがいる中でなぜ僕がという気も・・・。
そもそもあの場で置いてあったカタログを見るなんて、場に合わない行動だと思うのですが・・・。
あの画像を使ったり理由がかなり謎です(^^;
by ahtoh (2008-11-18 19:51) 

コアンテナ

ブログにリンクを貼り、トラバさせていただきました。
購入時には大変参考になりました。
また寄らせていただきまーす。
by コアンテナ (2009-02-21 00:05) 

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