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DS7000 VS DWL5000 電波通達対決[みんぽす MDR-DS7000レビュー5] [ヘッドホンネタ]

 前にATH-DWL5000の電波通達距離について触れた。

 MDR-DS7000の電波通達距離はどうなのか試した。

 

 まずは某家具付賃貸アパートの部屋の間取りを再度紹介しておこう。

 機器は洋室8.1畳と記載されている場所の下部に置いてある。

 そして両機器の給電はいつものように安定化電源P500PLUSより給電している。

 

 まずは部屋の中。

 当然ここは大丈夫だった。

 

 部屋を出てドアを閉める。

 赤外線式ではなく無線式なのでもちろんこのくらいでは影響は出ない。

 

 台所で電気をつける。

 台所の電気は電熱器のスイッチで、上部の電気をつける仕組みになっている。

 これが無線方式を使っているのかよくは分からないが、DWL5000では決まって音が途切れてしまっていた。

 ・・・DWL5000が負けたorz

 DS7000では何度試しても音が切れることがなかった。

 

 風呂場に入る。

 音はまだ途切れない。

 

 電子レンジを作動させてその側に寄る。

 やるじゃないか。これでも途切れない。

 恐る恐るDWL5000も装着して同様に側によってみると、こちらでも途切れていなかった(´▽`)ホッ

 

 外に出る。

 DWL5000は外に出たまではいいが、それから隣の部屋の玄関に歩き出すとブツブツと切れ始めて聴こえなくなった。

 さてDS7000はというと、

 

 な、なにぃ!

 DWL5000では駄目だったところまで移動しても切れないぞ!

 

 とはいえ2つ隣の玄関くらいまで行ったらブツブツ切れ始めて、3つ目の玄関までは持たなかった。

 わずかに届く距離が長いようだ。

 

 だがDWL5000にも勝てる部分があった。

 それは電波の復旧速度

 一度切れてから繋がるまでが早いのだ。

 これは周波数帯を自動で切り替えて干渉を防ぐDS7000と

 双方向通信で補正をかけるDWL5000の通信方式の差から出た違いなのだろうか。

 DWL5000は途切れた場所に戻ればすぐに復帰した。

 だがDS7000はそうはいかなかった。

 かなりゆっくり歩いて自分の部屋の玄関に近づいていったのだが、音が途切れたところはおろか玄関に行ってもまだ復旧しない。

 玄関前で少し待機してようやく復旧したのだ。

 普通はそんな途切れる場所に移動しないと思うが、もし途切れたときのことを考えると途切れたとしてもすぐに復旧可能なDWL5000の方が優れているように思える。

 その一方で、DWL5000にはプロセッサー部の置いてある部屋でヘッドホンを使うというごく一般的な使用方法の場合でも、たまにブツッと途切れることがあるという弱みもある。

 正直なところ、通常仕様の範囲内において音が途切れないDS7000の方が無線の繋がりやすさの点では強いのかもしれない。

 

 なおDWL5000には以下のモードがある。

 「24bit双方向通信(ただし1台のみ)」のAモード

 「16bit片方向通信(ただし複数台使用可)」のBモード

 これを所有する多くの人はためらわずにAモードを使うだろう。

 だが頑張って24bitで再生しようとしないので、頑張って補正させようとしないで再生させてみるとどうなるのか。

 うまくいけば音質こそ多少落ちるものの余計な処理を加えない分、案外音飛びしないのではないかと思ってあえて壁コン直で給電して試してみた。

 

 結果

 

 余計なことを考えた僕が馬鹿だったorz

 壁コン直でBモードを使うと、かなり音飛びする。

 Aモードでも時々飛ぶが、これは補正を頑張ってくれたおかげでこの程度で済んでいたようだ(^^;

 

 色々試しているうちに気づいたのだが、使っていたコンセントが実は通常とは逆の配線をされていたようだ(^^;

 向きを逆に挿すと音飛び・ノイズがかなり改善したが、音飛びしやすい環境下で試した実験ということで1つのときはBモードが役に立たないという結果は変わるものではないだろう。

 

 対するDS7000は、どうやってもタフで壁コン逆向き直でも問題なしだった。

 

 もう認めてしまうしかあるまい。

 

無線の繋がりやすさはDS7000の勝ち!

 

 

 余談だが、DS7000のプロセッサーとDWL5000のヘッドホンまたは、DWL5000のプロセッサーとDS7000のヘッドホンの組み合わせはセットできなかった(^^;

 同じ2.4GHz帯の無線方式らしいので、できたら面白かったのだが・・・。


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コメント 6

Riever

配線が逆の、使っていたコンセントって壁コンですよね?
これはまさかの住宅ナントカ問題というやつですか?
建築士は散々話題になったのにこういう細かいところは手抜きなんでしょうかね(^^;;
by Riever (2008-02-17 03:42) 

チャクラプレジデントさま

レビューありがとうございます
僕のDWL5000だと電子レンジのそばに行くと
ブツブツ途切れるどころか赤いランプが点滅してまるで音が聞こえなくなるのですが安定電源の力は偉大ですねえ
一応このblogお勧めのオーテクのタップは買ったのですがあまり効果は得られないようです
Pocket Movaの外付けバッテリーでブツブツが改善されるのであれば買ってみようかな思ってるんですけど電池は一体何分持つんでしょうか?
5時間ぐらい持つのであれコンセントは止めてこっちを使いたいですね
by チャクラプレジデントさま (2008-02-17 17:53) 

ahtoh

>>Rieverさん
nice!ありがとうございます。
どっちかどうとか気にしない業者も多いらしいです(^^;
テスターで測って100V付近の数字があればOKなのかも・・・。
by ahtoh (2008-02-17 23:11) 

ahtoh

>>チャクラプレジデントさま
電子レンジのそばで駄目でしたか。
そういえば壁コン直(逆接続)の場合は玄関まで行くとブツブツ切れてきていました。
電源の影響はかなり大きいようですね。

POCKET MOBA MVはサイズがでかいのもあって、結構頑張ってくれそうな気もしますがどうなんでしょうね。
機会があれば試してみます。
by ahtoh (2008-02-17 23:17) 

かつぽん

たとえばシーリングライトの中にある直管型蛍光灯に
印刷された電球の印字が全部同じ方向を向いてたりするぐらい
電気工事士の人ってけっこう仕事が細やかだったんですよ。
ちょっと前までは・・・
こんな所にも職人の低能化が進んでるんですねぇ。
by かつぽん (2008-02-20 09:52) 

ahtoh

>>かつぽんさん
nice!ありがとうございます。
大工の知り合いのいる方に聞いた話ですが、その方は地方で仕事がないから東京に仕事をしにいって、地方の方で仕事が出てきたので帰ってきたら、手を抜くことを覚えてしまって前のレベルの仕事ができなくなってしまったらしいです。
似たようなケースは結構あるとか・・・。
これも1つの低能下の原因かもしれません。
by ahtoh (2008-02-20 22:06) 

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