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edition10の発表にあたって [Editionシリーズネタ]

 8月1日、edition10のワールドプレミア発表会が行われることになりました。


 http://avic.livedoor.biz/archives/51487243.html



 これまでの中野で行われていたイベントは舞台を移し、青山で行われることになりました。
 北海道の某市で育ち、現在関東の某県某市(正直地元より田舎(笑))に住む身としては、青山と聞くと何かお高く近寄りがたいイメージが拭いきれません(笑)

 
 さて、僕は一応editionシリーズは8と9を持つ身ですが、ただシリーズに新製品が出たというだけでは財布の紐は緩まないことは、懲りずに(?)長らくブログを見てくださっている方なら理解していただけるのではないでしょうか。


 僕が新しく物を買う場合、基本的にどうしてもそれを買うだけの何かしらの根拠を求めてしまうのです。

 デジモノ好きとはいえ、ソフト面ならまだしも機器に対する収集癖は持っていません。
 はじめにedition9を買ったときも、中途半端なのを買って後々無駄な買い物となってしまうことを考えれば、どうせ行ってしまいそうな最終地点のものを思い切って行ってしまえということで購入しました。
 それが4年前のことです。<シリアルナンバーがその時点の自分の年齢だったので分かりやすい
 使ってきて今edition9に対して感じるのは、音色は確かにいい、音場は狭いが機器の組み合わせで調整できる、ヘッドバンドは頭頂部が痛くなるので長時間の装着には向かない、といったところでしょうか。
 そんな中、去年出てきたのがポータブルのアプローチできたedition8でした。
 ポータブルということもあってか、edition9で資金を稼いだということもあってか(?)、ヘッドバンド部分を含めてデザインに凝っていて、頭が小さめの自分にもよくフィットする装着感のedition8は9以上に気に入っています。
 こちらには特に気になる点がありません。
 基本的に通勤徒歩5分の生活ですが、プライベートで東京に出る機会があれば実際に持ち出して使ってもいます。

 
 さて、僕とeditionシリーズとの馴れ初めの話が終わったところで本題です。
 果たしてedition10はコレクターでもない者が買うに値するだけの魅力があるものなのでしょうか。

 

 確かにeditionシリーズのヘッドホンはいいものだと思います。
 愛用していると書いたあたりでもそれをご理解いただけるかと思います。
 ただここ数年の悪く言えば乱造乱発とも思える発売の仕方に、えげつなさを感じている方もいるのではないでしょうか。
 ユーザーならなおさらそれを感じていることと思います。
 僕も先にあれが発表されてればあっちにしたのに!ということはありませんが、ハイエンドレベルのものが小刻みにバリエーションを変えてポンポン出てくると、どこかストイックさが失われて築いたブランドに傷をつけているのではないかと不安になってくる部分があります。
 個人的な感覚かもしれませんが、ハイエンド機というのは5年以上社内では並ぶものが出ず、そのノウハウを反映させた価格を落としたモデルを出して、その下のモデルが何回かモデルチェンジしたあたりで、やっと来たか!くらいの間隔でモデルチェンジするモデルのような気がしています。
 7が市場に出回らなくなっていくらか経って、9が出たときのような感じです。

 しかしここ最近の流れだとおそらく今度10が発表されてからも、1年以内に細かい仕様を変えたものが出てきそうな気がします。
 安くない買い物だけに、消費者側も買う買わないの選択肢だけでなく、いくつかのバージョンが出ることも頭に入れて本当に欲しいモデルを選ぶことも考えなければなりません。

 
 現物の形状が分からない以上、デザイン面での魅力については語れません。
 しかし分かっている情報として、開放型であるという特長が挙げられます。
 ただブラッシュアップしました!ではない点は評価できると思います。
 ちゃんと新しいアプローチポイントを持ってきています。
 editionシリーズを除けば密閉型よりも開放型の音を好んできた身なので、その点はかなり興味深いです。
 今度のイベントはちゃっかり参加させてもらえることになりましたが、何かしらのアプローチポイントがないと自分は間違いなくただの冷やかしだったことでしょう。


 しかしながら、新しいスタイル「携帯するハイエンド」を提案した8に比べると、若干弱い印象があります。
 8の発表のときの自分の気持ちはこんな感じでした。

 製品公開前
 すでに9を持っているし、さすがに買わないよ。
 ま、どんなのか冷やかしの気持ちが大半ですわ。

 製品公開後
 ポータブル?
 そう来たか!
 しかもデザインがゾネっぽくなくかっこいいぞ!
 ヤバイ!いいかも!


 イベントから数日後
 あの・・・予約します。


 と、このように音を聴くことなく購入を決定するだけの魅力を感じたわけです。
 おそらく密閉型と開放型という方式の違いだけで、これまでのヒットは難しいと思います。
 思えば他社のハイエンド機HD800やT1は、据え置き用で開放型です。
 そこに完全に同じ土俵で殴り込みをかけるつもりなのでしょう。
 しかしたとえそれらに勝る実力があったところで、何かしらのインパクトがないと年始の車購入でかなり薄くなった僕の財布の紐は緩まないでしょう。
 どんな製品に仕上がっているのか、期待半分不安半分といったところでしょうか。
 
 今回のedition10は開放型です。
 そしてなんとハウジング内に複数ドライバー搭載!とか、
 そしてなんとコードの先の端子はUSB端子搭載!USBDACを内蔵して、PCでも余計な機器を使用せずハイエンドサウンド!アダプターを使えば、iPadとも接続可能!
 そしてなんとワイヤレス!ハウジングも開放型、コードがないから開放的な使用感!
 というハイエンドキワモノ仕様で来られたら、僕は笑い泣きしながら飛びつきます(笑)
 
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Riever

「ブランド意識」という点において全くうなずける点です。
ドイツの企業が日本でワールドプレミアというのも、単に日本で売れたからに違いないでしょうし、e9の増産という点もありますから・・・

どれくらい個性を出せるかというところに掛かってくると思いますが、(価格帯という意味でなく)平凡であれば、私はHD800ですかねぇ。

もっとも、買えない人間が言っても何の説得力もないですが(爆)
by Riever (2010-06-22 00:47) 

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