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日本の底力 Olasonic TW-S7 [PCネタ]

 先週末の記事で書いたTW-S7。
 H31IAの記事よりもよっぽど需要がありそうなので、こちらの製品について先に書かせてもらいます。

 
 この製品の購入を検討するにあたり、真っ先に言いたいことが1点あります。

 黙ってStereoSoundのSlectionで買いなさい!

 http://www.stereosound.co.jp/select_shop/selection/031.html

 自分はというと、ヨドバシAkibaで買った負け組です(--;

 こちらの情報はコメントをいただいたt-morita さんの記事で知りました。


 キャリングバッグ黒色のインシュレーターがついてくるって、サービスしすぎでしょう。
 自分も一瞬ここで白色を買いなおそうかと揺れました(笑)
 そのままの勢いで思わずメーカーに問い合わせました。
 単品発売しないのですかと。
 そもそもブラックボディのインシュレーターは黒でよかったと思います。
 後で仕様変更するような可能性さえ見えてきます。

s-DSC07231.jpg



 さて、本題の製品についての話。

 このTW-S7という製品は約1万円。
 この価格のPCスピーカーはおそらく激戦区ではないでしょうか。
 ノートPC本体もしくはディスプレイのスピーカーからワンステップアップを目指して買うというパターンが多そうです。

 スピーカーだけでいったら、同価格帯では大手のそこそこのサイズの普通の四角いスピーカーが売っています。
 下手をしたら2.1chになることもあります。

 
 わざわざそれらを蹴ってこれを買う利点は特にノートPCとの接続で見えてくると思います。
 他の製品ではなかなかここまでコンパクトに設置できません。
 他の製品ではなかなかここまで配線をすっきりさせて設置できません。


 え?もっとすっきりした方法に無線がある?
 Bluetoothがある?
 で、その製品の電源はどうするんですか?
 バッテリー動作?
 そのバッテリーの切れ目が堪忍袋の尾の切れ目ですよ。

 何で今に限って電池が切れるんだ!

 何かしらの無線方式のオーディオ機器をお使いの方、そんな記憶はありませんか?

 
 最小限の配線で電源の心配要らない構成。
 僕はこれが現実的な理想形ではないかと思います。
 ものぐさな自分は、いくつかの高級ヘッドホンに類されるものを持っていながら、PCとの接続はUSB接続のATC-HA7USBに頼ることが多いです。
 そんな自分が同じくUSB接続のこの製品に惹かれない訳がありませんでした。
 

 え?USB接続だと他の機器と繋げない?
 自分の感覚ではその不便さは感じません。
 むしろUSBでいいんです。
 だから電源の配線のリスクを回避できるんです。
 たとえばiPodとも繋ぎたいと考えるくらいなら、どうぞ別の製品を探してください。
 ただしその際には製品のACアダプターの取り回しや、バッテリーのことを気にしなければならないことを覚悟しておいてください。
 そのコードに足を引っ掛けて、高所からその製品が落下する心配もしておいてください。

 
 PC用と割り切った分だけ、とてもとり回しがしやすくなっています。
 上の画像が実際に使える例。
 台の上から垂れるのはネットブックのACアダプター1本です。
 これもバッテリー駆動にできる点を考えると、この点は強いと思います。
 
メーカーWEBベージでよくある、うわっ!すっきりした配線でかっこいい!
え?これはデモンストレーションで実際にはそれぞれの機器にACアダプターが必要


 ということはありません。




 さて、取り回しだけならノートPC本体もしくはディスプレイのスピーカーには勝てません。
 音がよくなければただの卵型のオブジェ×2ですから。

 この製品は、具体的な技術は公式HPに掲載されているので、興味のある方はそちらを見ていただくとして、要するに貧弱なUSBの給電能力をパワーアップさせて、大きい音量を出せるようになっています。


 おそらく多くの方が気になるのはその音量でしょう。
 実際の音量ですが、PCのデバイスの音量7割程度 iTunesの音量5割程度で、スピーカーから約80cmという環境で聴いていますが、主観ではありますが十分な音量が出せています。
 
 ユニット自体はもっと大きい音量に耐えられそうで、今のところ自分が使っている間にビビリ音はしませんでした。

 
 音的にも特に癖がなくどんなジャンルでも十分使えると思います。
 スピーカーユニット前面に設置したデフューザーの効果なのかは分かりませんが、広い音場なのに結構高いところまで高域の音が聴こえるのが特徴ではないかと思います。
 この音の感じが何だか心地いいです。
 いい音というか「気持ちいい音」という感覚は新鮮ですが、浮かんだのはそんな感じです。
 

 正直な話、スピーカーから至近距離でアパートの隣人に迷惑をかけないレベルの音量で聴くならば、うちのTRV-35SEとSILVERETTE200よりも聴きやすくちゃんと鳴らせている音がなっています(--;


 
 デザイン的にも惹かれる方は少なくないように思います。
 一見大手メーカーが安価に出しているカラフルな球体のスピーカーと大差ないように見えますが、形状は鶏卵状で、アクセントにプラスチックのパーツのつなぎ目にシルバーのパーツが組み込まれています。
 ユニット部のデザインもなんとなくアルミホイールのデザインのような感じで、高級感が漂います。
 シンプルで高級感を漂わせるこの感じはいい意味でヨーロッパのどこかの製品っぽさを感じます。


正面

s-DSC07234.jpg

斜めから

s-DSC07232.jpg

背面

s-DSC07235.jpg

シリコンインシュレーター

s-DSC07238.jpg



 シリコンインシュレーターがないと自立できないあたりも個人的には結構ツボです。
 その影響で厳密な設置は難しいですが、スピーカー自体がわざわざ指向性を広げてくれているようなので、そんなにこだわらずに済むのも救いです。
 

 右のスピーカーにアンプが内蔵されていて、そこから出ているUSBケーブルが80cmくらいなので、デスクトップPCでの取り回しが少し難しいかもしれません。
 ですが手元にあった50cmUSB延長ケーブルを接続してもちゃんと音は出ました。
 デスクトップ用でお考えの方は参考にしてください。

 また両スピーカー間はなぜかステレオミニケーブルで接続されています。
 余った一極は電源供給用に使っているのでしょうか?
 この長さは右側に約10cm、左側に約80cmあるので、実質90cm位離すことができます。
 こちらも都合によっては延長ケーブルが使えると思いますので、大きく問題にならないかと思います。


 USB接続のPCスピーカーというコンセプトの製品という大前提を否定しないならば、機能性、音質、デザインととても高いレベルでまとまった製品ではないでしょうか。
 もしかしたら新規参入ということで多少価格を下げたかもしれませんが、このコストパフォーマンスの高さはすごいの一言ですね。
 この製品を自社ブランド初製品のメーカーから出るのですから、日本の底力を見たような気分です。
 個人的に要注目のメーカーになりました。

 


 一応Amazonのリンクは貼っておきますが、どうせなら人柱となった自分の代わりに特典をもらっておきましょうよ(笑)



Olasonic USBスピーカー バスパワー 10W+10W TW-S7(W)

Olasonic USBスピーカー バスパワー 10W+10W TW-S7(W)

  • 出版社/メーカー: 東和電子
  • メディア: エレクトロニクス



Olasonic USBスピーカー バスパワー 10W+10W TW-S7(B)

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  • 出版社/メーカー: 東和電子
  • メディア: エレクトロニクス



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コメント 4

t-morita

自分はまだ視聴できてないのですが、良い製品であることに間違いないようですね。
by t-morita (2010-04-07 23:03) 

naorin

家電量販店で卵のオブジェ(オブジェじゃない!)を見て可愛いなと思ってました。使用した感想を書いてくれてる人いないかなと思ってたらこのブログを見つけました。音は良さそうですね。キャリングバッグには惹かれますが、ポイントのこともあるのでどこで注文するか迷ってます。
by naorin (2010-04-08 18:29) 

かつぽん

コレ気になってたんですよねぇ!!
・・・うーん、音は良いンだぁ・・・うーん(^^;;;
by かつぽん (2010-04-10 11:59) 

Virgo

ほぉおおお、これは気になりますねぇ♪
by Virgo (2010-04-10 21:34) 

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