これがPFR-V1の実力か？想定外な結果が・・・

　PFR-V1は、映画用にも向いていると聞く。

　ならば・・・僕のブログの常連さんであればもうお分かりであろう。

　PFR-V1とヘッドホンサラウンドアダプター　SU-DH1を組み合わせて映画を見てみた。

 

 

　バーチャルサラウンドにありがちな音に変な癖がついてしまうような音ではなく、実に素直で違和感を感じさせない音を出している。

　それこそスピーカーから音を出しているのと錯覚してしまうくらいに。

　音の響き方は僕が求めていた理想にかなり近いものがあった。

　やるじゃないか、さすがヘッドホンではなくスピーカーに分類される製品なだけはある。

 

 

　だがしかし！

 

 

　物事はうまくいかないようにできているものなのだろう。

　左右の音場は1m50cm程度離してあるスピーカーの響き方に比べるとやや狭いようだ。

　いや、それ以前に音の移動感が乏しい。

　前後の移動どころか、左右の移動感も結構怪しい。

　それは普通のヘッドホンでも十分実現できているはずなのにできていない。

　そしてもっとそれ以前に、全然背後から聞こえてこない。

　前方に比較的隣接して設置した2つのスピーカーから鳴っているような響き方だ。

　ようするに見た目のまんまの音というわけか（＾＾；

　バーチャル効果は受け入れてもらえなかった。

　設定を変えてみるも全然変わらず。

　多少音の傾向が変わって感じる程度の話だった。

　音色には満たされつつも、・・・何か足りない。

　　

　だがその中で救いもある。　

　頭が疲れないことだ。

　昨晩に映画を2本立て続けに見たのだが、それでも特に疲れを感じはしなかった。

　約96gという軽さはこういうところに生きてくる。

　なんとなく比較対象にされているように感じるMDR-F1が約200gなのだから、その半分だ。

　今度発売されるATH-DWL5000は約375gだそうで、これなら2時間映画1本で疲れてしまいそうだ。

　＜言うまでもないが、ATH-DWL5000と比較するのはまだ買うかどうか悩んでいることの証（＾＾；

　今回は（たぶんこのジャンルの中では）メジャーなSU-DH1で試したが、MDR-DS8000を使うとどうなるか・・・劇的な変化があれば記事にするかもしれない。

 

　追記　

　うすうす感じてはいたが、やはりMDR-DS8000でも前方からしか聴こえず、左右の音の移動も甘いのは相変わらずだった。

　これはヘッドホンではなく一応スピーカーという位置付けらしいので、音の加工もハウジングが耳の向きと正対するヘッドホンと同じというわけにはいかないのだろう。

　むしろスピーカー用のバーチャルサラウンド効果を持った製品とうまく組み合わせた方が、効果が出るのかもしれない。

コメント 12

あらら、そうなんですかぁ・・・

サラウンドが表現できれば最高だったんですけどねぇ。
何を隠そう、僕はPS3のGT用に使おうとか思っていたので(^^;;;
by かつぽん (2007-10-23 00:54) 

>>かつぽんさん
nice!ありがとうございます。
それならば、推測ですがMDR-DS7000とかの方が向いていたかもしれません（＾＾；
もしGT用に向かなければ、サイズのコンパクトさを生かして、
通勤用に・・・ｄ(￣ ￣；)☆＼（－－
by ahtoh (2007-10-23 01:06) 

頭が疲れないのはいいですね。
軽さと音場感とで、疲れないんでしょうね。
by ピカテントロプス (2007-10-23 01:33) 

サラウンドには向かないんですか・・・・野望が・・・どうにかしたいですねぇ。
by Virgo (2007-10-23 03:19) 

PFR-V1を2個つけても200g以下ですよ～・・・・(￣ー￣)ﾆﾔﾘ
by moonrabbit (2007-10-23 06:46) 

９６ｇ・・・軽すぎですね・・・
by chappie (2007-10-23 10:45) 

>>ピテカントロプスさん
nice!ありがとうございます。
そのおかげで映画に集中できました。
やはり疲れにくいのは大きな利点です。
by ahtoh (2007-10-23 21:57) 

>>Virgoさん
nice!ありがとうございます。
映画・ゲーム用に考えている方は結構いますよね。
もともとが広がりがある音だけに期待していましたが、
こんなオチになってしまいました（＾＾；
解決策があれば、今後の記事で取り上げます。
by ahtoh (2007-10-23 21:59) 

>>moonrabbitさん
nice!ありがとうございます。
そうなると後ろの音源を取り出すために、DWL5000を買うとか？（笑）
by ahtoh (2007-10-23 22:03) 

>>chappieさん
nice!ありがとうございます。
本当に軽いですよね～。
耳の穴に多少の圧力がかかる程度で、他には特に気になる部分がありません。
by ahtoh (2007-10-23 22:05) 

一方のチャンネルの音が一方の耳にしか聞こえないのがヘッドフォン。これに対してスピーカーは両方の耳に聞こえますね。ですから、スピーカーを前提にしたバーチャルサラウンドのほうがPFRには合っていそうですね。スピーカー再生だと、スピーカーの位置、種類、部屋の環境などでばらつきが大きいですが、PFRに特化したシステムにすればかなり効果的なサラウンドができそうですね。ここはSONYに期待ですね。
by K-701を売ってこれにしようかと・・ (2007-10-27 16:48) 

>>K-701を売ってこれにしようか.. さん
PFR-V1の場合、両方に聴こえる配置かどうかちょっと微妙な気もしますが、スピーカーの向きからしてもスピーカー用のバーチャルサラウンドのほうが向いていそうです。
PFR-V1用バーチャルサラウンドプロセッサーなんて作ってくれたら、間違いなく特攻してしまうと思います（笑）
by ahtoh (2007-10-28 15:38)