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Pioneer Stellanovaの試用レビュー [オーディオネタ]

私事でバタバタな中、届いていたレンタル品のPioneer Stellanova。
時にはTwitterで「Stellanova」と「捨てられの場」似てるよねとかボケながら、
1週間使ってみた感想を書いておきます。

PIONEER APS-S301J ITエンタテインメントシステム

PIONEER APS-S301J ITエンタテインメントシステム"Stellanova" ((Silver&Brown))

  • 出版社/メーカー: PIONEER
  • メディア: エレクトロニクス


セッティングしてまず思うのは、やはりこのコンパクトなサイズ、この形状でありながらコンセントを2つ使うのが難点です。
ワイヤレス部分を分けるなら分けるで、2つの機器の電源確保についてコンセント1つで動くようにならなかったのか。そもそもなぜ一体型で作らなかったのかという強い疑問が依然として残ります。
目の敵に見えてくる2つのACアダプターは共通のようで、入れ替えても問題なく動くことに気を遣ってくれているようです。
誤接続による機器の損傷、火災の防止みたいな気遣いの前に、取り回しの良さに配慮してもらいたかったというのが素直なところ。
しかもこのACアダプター、無音状態の部屋にいたら異音の聞こえてくるタイプのやつです。
寝るときに鬱陶しく感じるタイプのやつです。

妙なところでがっかりしながらセッティングを続けていきます。
すると今度気付くのはスピーカー端子。
剥き出しの線をネジで回して挟むタイプで、Yラグ端子は使えましたがバナナプラグには対応していません。
DACAMP側の端子は本体との短絡防止と思われるガードが付いていました。

ここからスピーカーのグレードアップは想定されておらず、この組み合わせで使い倒せということでしょう。
そこで思うのは、ワイヤレスユニット、DACアンプ、スピーカーを一体化した製品の方が受けが良かったのでは・・・というか、それなら自分はおそらく発売日に買っていましたわ。
勝手な推測ですが、ワイヤレスユニットとDACアンプ部を分けた方が、一式のセットまでは手が出ないけどもワイヤレスユニットなしなら行ける層を取り込もうとして、それがかえって中途半端になっていませんかね?

iOSのアプリはこの一年の間でかなり進化しており、ディスクドライブ、HDD等ストレージとUSBで接続してしまえば、PCレスでリッピング&それより容量の小さい形式でIOS端末に転送なんてことまでできるようになっています。
アプリは実にいい形に仕上がってきている感がありますが、ハード的魅力はちょっと弱いかなと印象が拭いきれません。

ソフト自体はいい感じですが、android非対応なのも気になります。
おかげでPioneerからは先日ハイレゾ対応のプレーヤーが発売されましたが、バッサリと別のプロダクトになってしまっているのも残念さを感じられます。

実際に鳴らしてみた音の印象は、すごい普通かな・・・と(^ ^;;;
いい意味では狭いワンルームで鳴らすには、ほどほどの音量でしっかり鳴ってくれるという感じですが、聴いてこれだ!と思うようなこともなく・・・。
この製品群でハイレゾ、それもDSDに対応している、しかもワイヤレスだぜ?という精神的満足感を満たすにはちょうどいいかもしれません。
決して馬鹿にしているわけではなくトレンド+αは押さえておきたい人には結構重要な要素かと。


なお今回借りて一番試したかったこと

本体買わないでアプリに課金して、他社製DACでもDSDに対応するの?

という疑問ですが、厳密に確認できたわけではありませんが、どうやらできるっぽいです。
っぽいというのも、Resonessence LabsのHERUSと接続して使ってみましたが、よくよく考えるとアプリ内でどう出力しているか表示がないらしく、HERUS本体でも分かりません。

ではどう確認したのかというと、自分の耳でこれはそのままのDSDかどうかの判断をしました。
・・・なんてことはなく、イコライザが効くか効かないかでの判断になりますw
耳に頼るなんて曖昧なことはできないです。

PCM変換出力時はイコライザが効くけれどDoPの場合は効かないということで、両者の違いを確かめてみました。
するとPCM変換出力時は少し遅れて音に変化が出るのに対し、DoPに設定した場合はしばらく待っても音に変化が出ません。
これはちゃんとDoPで来たかなと。

ということはその気になれば、ワイヤレスドックAPS-WF01Jをモバイルバッテリーとつないで、DSD対応のDACと組み合わせ、DSDも対応なハイレゾモバイルワイヤレス環境を作れるということに。

ごちゃごちゃしたものをバッグに放り込んで、イヤホン、ヘッドホンのコードだけバッグから出して耳に装着し、何も繋がっていないiPhoneを弄りながらその中の曲を高音質で再生出来るというわけです。

個人的にはそのプロダクトの方をずっと待っています。
もはやStellanovaが全然関係なくなってしまう欲求ですが、iOS端末とワイヤレスドックとの接続にこのアプリが必要なため、なんとももどかしい気持ちになってしまうわけです。

すごくいいところを行っていながらも、何かちょっとずれちゃったのが勿体無い。
貸し出しとかを発売から1年近く経ってやってるってことは、1年で次の製品を出せるようでもない。
じゃあこれが売れないと次の企画出せないんじゃないか?
自分の待っているのは永久にこないのか?
などと色々心配になっていますが、今後も動きは見守っていきたいと思います。


余談ですが、貸し出しキャンペーンを利用してアンケートに答えた場合、15%引きのクーポンがもらえるようです。
詳しくは分かりませんでしたが、パイオニアITストアで購入時に15%引きにできるものでしょう。
まあそれなりの優待なのかと思いながら、

http://www.pioneer-itstore.jp/fs/piit/c/sale

を見ると、もし期間中に一式のを買うなら誰でもその割引になると思うと、これまた何とも言えないやるせなさがこみ上げてきます。
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